テキストを買うときの注意

社労士を受験するとなってテキストを買うとき、初心者は買い方をよく勘違いしていることがあります。間違いに気づくまでに時間はけっこうかかるでしょうから、購入しようと手を伸ばす前に、ここに書く注意点をよく頭に叩き込んで後悔しないようにしてください。

1 中古品を買わない

アマゾンやヤフーオークションでは、安くなった中古品が出ていることがよくあります。しかしこれに手を出すことはおすすめできません。

中古品が安くなる理由は、前年かそれより前に出版されているからです。
しかし社労士の試験は毎年変化しますから、わずか1年前であっても、中古のテキストではじゅうぶんな試験対策ができません

2 中身をよく確かめる、できれば目を通す

当たり前のことですが、ネット通販ではこれが原則としてできません。
素晴らしい噂を聞いた場合でも、最低でも1度は目を通したいものです。
電子書籍等では一部だけ見られるサイトもありますが、本屋に行くなり、使用者を探して見せてもらうなりして中身をできるだけ確認する機会をつくり出すべきです(その意味では、本当は通信講座や予備校の、受講者用社労士テキストのほうが、今では中身を一部オンラインで見られるケースが多いですから、とてもおすすめできるものです)。

3 自分にとってわかりやすい構成かどうかを吟味する

人気の社労士テキストはわかりやすさをよく踏まえてつくられているはずですが、たとえば「マンガ形式」にしているものもありますし、図解やイラスト満載にして、パッとみただけでも理解がしやすいものもあります。

4 どこまでの専門性を求めるかを検討する

これは上述の「わかりやすさをどこまで優先するか」と関連しますが、何を追求したテキストを買って読むか、という点です。

社労士の試験範囲は広く(問題にさっぱり出ない部分は多いですが)、それをカバーしようとすると自然とページ数は増え、文字数も多く細かくなります。

とはいえ、最初のうちからそれではついていけないかもしれません。
最初からそれでも自分が耐えられるかどうか、よく検討しないと代金が無駄になります。

5 どんな場所で使うのかも想定する

部屋にこもって勉強できる時間が長いなら、分厚くても問題ないでしょうが、家の外でも勉強する予定があるなら、軽くて薄い教科書や、分冊されているシリーズのほうが便利になります。

6 予備校が関与している市販テキストは、通学前提であることを踏まえて買う

予備校の手が入っているテキストは、基本的に予備校の講義を聴くための導線だと思ってください。「社労士のテキストの良書」というと、予備校が出しているものが多いですね。
ただし、予備校の執筆者は、あくまでも通学してほしいと思いますから、「読んで理解していくと、だんだん最高の対策をしたくなってくる」 「すると、その予備校に入って講師たちの講義を受けたくなる」ように読者を誘導することを期待しながら書いています。
そこに通学する気がゼロで、独学という自宅学習にこだわりたいなら、通信講座等を使うことを前提で勉強の準備をしたほうが建設的です。

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